SBI VCとbitbank、SOLの「同時刻の価格差」を実測してみた

取引所比較

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何をしたか

同じタイミングで、SBI VCとbitbankのSOL価格を実際に比較してみました。

取引所 価格

SBI VC(販売所) 12,606円

bitbank(取引所) 12,171円

価格差 435円(約3.6%)

10万円分のSOLを購入する場合、この差だけで3,600円ほど余計にコストがかかる計算になります。

以前はどう考えていたか

これまでは理論的な手数料構造だけで比較していました。「SBIは販売所のみでスプレッドあり、出庫は無料」「bitbankは板取引で価格は安いが出庫手数料がかかる」という、いわば教科書的な整理に留まっていました。

実際にやってみて変わったこと

bitbankの板で、メイカー狙いの指値注文を実際に出してみました。

  • 注文数量:0.8 SOL
  • 指値価格:12,000円
  • 約定価格:12,000円
  • 手数料:-1.92円(メイカー還元)

手数料がマイナスに 数字上の手数料構造だけを見ていた時には気づかなかったのですが、「指値は約定まで1時間ほど待つ必要がある」という即時性のコストは、理屈だけでは見えてきませんでした。

今どう考えているか(暫定)

少額かつ急がない場合はbitbankが有利ですが、価格が急速に動く局面では、多少割高でも即座に約定する販売所の即時性そのものに価値があると感じています。プロダクト設計の観点で言えば、「安いが待たされる」という体験を一般ユーザーにどう提示するかが、今後のUXの課題だと思います。

次に検証したいこと

出庫手数料を含めた実質コストを、実際にPhantomウォレットへ送金して確認する予定です。結果が出次第、続編として公開します。

この差はスプレッドの何にあたるか(2026年9月追記)

販売所の「スプレッド」は、同時に提示される売却価格と購入価格の差額(往復)を指します。今回測った435円は、SBI VC Tradeの購入価格とbitbankの取引所価格の差であり、片道の上乗せ分にあたります。

往復スプレッドが約7%の銘柄であれば、片道の上乗せは約3.5%という計算になり、今回の3.6%とおおむね整合します。積立サービスのスプレッド目安については「暗号資産の積立(ドルコスト平均法)を徹底比較」で整理しています。

金融庁もこの構造に触れている(2026年9月追記)

金融庁は2026年7月15日、日本暗号資産等取引業協会との意見交換会で、この構造に触れています。公表資料には、金融審議会のワーキング・グループ報告書において「「販売所」と「取引所」の2種類のサービスを提供する事業者において、「取引所」よりも収益性の高い「販売所」での取引を誘導しているのではないかとの懸念」が指摘されている、と記載されています。

背景にあるのは2024年11月に施行された金融サービス提供法の改正です。暗号資産交換業者を含む全金融事業者等に「顧客等の最善の利益を勘案しつつ、顧客等に対して、誠実かつ公正に業務を遂行する義務」が導入されました。金融庁は、販売所と取引所のUIにおける導線をはじめ、何が顧客本位であるかについて協会と対話していくとしています。

現時点で規制が変わったわけではなく、対話の方針が示された段階です。

ただ、今回私が実際に測った435円(約3.6%)の差は、まさにここで論点になっている構造そのものでした。販売所の即時性に価値がある場面はありますが、その対価がいくらなのかは、利用者が自分で確かめないと見えてきません。

出典: 金融庁「業界団体との意見交換会において金融庁が提起した主な論点」[2026年7月15日開催 日本暗号資産等取引業協会](PDF)

リスク・注意点

  • 暗号資産は価格の変動が大きく、購入時の価格を下回って損失が生じる可能性があります。本記事は特定の銘柄やサービスへの投資を推奨するものではありません。余裕資金の範囲で、リスクを理解したうえでご判断ください

SOLの購入を検討している方へ

今回比較した2社の口座開設はこちらから:

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